山行隊(やまいきたいっ!)

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♬ 御嶽山登山―とみやん​の顛末(てんまつ)記 ♬

御嶽山登山―とみやんの顛末(てんまつ)記

一日目 五ノ池山荘へ

日本有数の霊山として名高い木曽の御嶽山への山登りの日がいよいよやって来た。
朝の五時出発だが夜中の二時過ぎに目が覚めた。寝不足は山登りに応える。
総勢八名、ひとり“とみやん“を除いては無限大の山登りのベテランだ。
とみやんは山登りでは“ひよこ”なのだ。
名神、中央道を車で飛ばして(?)一路、御嶽山のロープウエイの鹿の瀬駅へ。
高速道の途中、多賀あたりでものすごいスコールに出会った。
御嶽山は今日は雨かなと心配(?)、いや、御嶽山に行けば晴れるよ!と自信満々の声も!
無事ロープウエイ乗り場に到着、山は晴れている。
この間の蓬莱山も前日雨で心配されたが良い天気に恵まれた。
無限大の登山組には、晴れ女か晴れ男が確実に居るのだ。
ロープウエイのゴンドラに揺られること15分、7合目の飯森高原駅へ到着。
ここからいよいよ山登りである。
8合目の女人堂目指してひたすら歩き、1時間半ぐらいだろうか女人堂に着いた。
ここ8合目の女人堂は女人禁制の明治初期までは、女性の参拝登山者はここより上には行かれず“金剛童子”にお参りして下山したそうな!
今では“おきみさん”を始めとする“山ガール”達がこの先の頂上目指して賑わいをみせている。
おきみさんは明治の生まれでなくて良かった。
今日の宿泊地、五ノ池目指して出立、ここ8合目は標高2400メートル超えている。
酸素が薄くなり高山病になり易い領域だ。歩く前に脈拍が120を打っている。
大丈夫かな!
300メートル以上もある山の斜面に多くの雪が残っているいわゆる雪渓である。
そこを踏破することになった。その雪渓には大きな石がゴロゴロところがっている危険なところだ。
歩幅を小さく一歩一歩ゆっくりと歩き、そして難しいのは速やかに渡ることだ。
“速やかに” だ!このために買っておいたアイゼンを取り付け無事渡ることが出来た。
足の太ももの裏側が痙攣してきた。
ベテランメンバーは路傍の高山植物を観賞しながら歩を進めている。
今のとみやんには花を愛でる余裕もない。バドミントンの試合なら“棄権”するところだ。
山登りはそうはいかない。歩くしかないのだ。
先日見た百名山のTV放送を思い出す。
御嶽山に128回登ったという来年80歳になる女性が「邪(よこしま)な心がちょっとでもあると一歩も足があがりません」と話していた。
ここは霊山なのだ。
普段、雀荘や競馬で一儲けしようと邪な心で過ごしている“とみやん”は、やはり罰が当たったのだ。
琵琶爺に痙攣止めの漢方薬をもらい、何とか一日目の宿泊地へやっとの思いでたどり着いた。
山小屋でささやかな宴会が始まった。アルコールが入れば元気がでる。
楽しい雑談をし、山小屋の“豪華な”ディナーを食べ、明日の早朝登山に備え、午後8時半と早めの就寝だ。

二日目 3067メートル頂上へ

午前2時過ぎに目が覚めた。
山小屋の雑魚寝だ。右側からグワー、左側からプシューと不協和音が耳に響く、しまった!
目を覚ますのではなかった。また、寝不足か。
高山植物の女王の駒草の群生地がある継子(ままこ)岳(2859)に午前4時半に出掛けた。
駒草があちらこちらに咲いている。頂上に着いた。霧が掛かり、遠くの山々は残念ながら見えない。
頂上からピストンで戻らずぐるっと回って山小屋に戻ることにした。
途中、とみやんに思わぬアクシデントが起きた。
畳半畳ぐらいの、上が平らな大きな石の上から、とみやんが、2メートル下の岩がごつごつしているところへ前のめりにころげ落ちた!と思いきや、リーダーのかめやんが後ろから足をタックルして転げ落ちるのを防いでくれた。
すんでの所で大けがをするところだった。
もし大怪我をしていたら、ピストンで山小屋に戻っていればと、おきみさんを後悔させるところだった。

さあ、いよいよ御嶽山の頂上目指してアタック開始。
”アタック?”ふらふらのとみヤンが使う表現ではない。
メンバーの好意に甘えて、とみやんの荷物を分担して持ってもらうことにした。
リュックが2~3キロ軽くなり少し軽快になった。助かる。
健脚の元気者は摩利支天山(2959)へ、そうでない者は二ノ池小屋へ直行、もちろんひよこのとみやんは直行組である。
二ノ池小屋で8人が落ち合った後、また、お鉢回り組みと楽な二ノ池回り組と二組に分かれ頂上へ、楽な道を選んだとみやんは、琵琶爺に付き添われ、チョイ悪爺二人組が二ノ池へ。
その二ノ池をまのあたりに見たとき“おおっ”と思わず感嘆の声が出た。
山の中腹から湖畔にかけて残雪が多めに有りその残雪の白さと、二ノ池特有の水の青さと相まっての素晴らしさ、ガイドブックに出てくる写真そのままだ。
さすが、日本でもっとも高いところ(2900メートル)にある湖だ、感動して少し元気がでてきた。
小一時間登っただろうか、御嶽山頂上の山荘に着いた。もう、いっぱい一杯でベンチにへたり込んだ。
御嶽山頂上の剣が峰に、たどり着くには82段有るという石段の上りが更に残されている。
今のご時世、死語になりつつある“根性”を振り絞って、琵琶爺を置き去りにして一気に上がった。
ハーハーゼーゼーしたが初めて力強く歩いて気持ち良かった。
3067メートルの御岳山に登ったのだ。四方八方の眺めは抜群、生きた心地がする。
皆に心配や迷惑を掛けて“スマナイ”という後ろ向きな気持ちはでなく、皆に助けられ楽しく3000メートルを超えている御嶽山に登れ、古希の良い思い出になったと有り難い気持ちで一杯だ。
骨も“コキコキ”といって喜んでいる。これはアントニオ猪木(70)さんからの“パクリ”だ。
これで締めたい。
皆さん懲りずまた誘ってやー!


   とみやん

 
by yamaikitai | 2013-08-06 17:39 | 登山 | Comments(0)